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コロナ禍で出店エリア拡大!キッチンカーの利点

執筆者の写真: マイクロスペース活用術マイクロスペース活用術

 ここ1年ほど、みなさんの職場や家の近くでも、キッチンカーが出店しているのを見る機会が増えているのではないでしょうか。以前は、イベントなど「ハレ」の日に登場する屋台の位置づけとして、または大手町や新宿の飲食店が少ないオフィス街で「ランチ難民」向けに出店していたケースがほとんどだったのですが、今は住宅街や、小さい駅の前にも出店するケースが増えているのです。

 

 理由は、①コロナ禍で、自宅勤務が増え、おうち時間を大切にする人が増えたため、ニーズが多様化した②出店場所も出店事業者も、そしてその両者をマッチングするサービスが増えた、という2点があげられます。出店スペースは、いまや全国の都市部中心に1000以上、出店事業者は大手企業と個人あわせて、3000事業者は下らないと思われます。


 オーナー視点で言うと、飲料自販機の競争が飽和状態になり、なかなか新規設置のハードルが上がるなか、住宅街等の物件では検討の余地があるのではないでしょうか。キッチンカーのマイクロスペースの活用時の特徴を見てみましょう。

  • お昼時間帯のみ空けておけばよい=常時占有されるわけでなく、また出店される曜日、時間帯をオーナー側から指定可能

   コインパーキングや駐車場のように常時使用されるわけでなく、例えば11:00~14:00  

   のランチタイムだけの招致も可能なので、普段駐車場として使われていても、その時

   間帯だけ空けておけば、招致可能です。また、火曜日と水曜日だけ、という日時も自

   由がききますし、入居テナントで飲食店がある場合、同じ飲食ジャンルを避けて出店

   を募ることもできます

  • 収益はコインパーキングや月極駐車場ほどではない

   場所によりますが、収益は、売上の1%~5%程度がオーナーに支払われるというのが

   相場です。ざっくりですが、大体月の売上が40万円~200万円というところなので、

   オーナー収益は4千円~10万円と大分幅があります。平均1万円~2万円というとこ

   ろでしょうか。スペースは最低軽自動車1台分(10㎡)は必要ですので、常時空けて

   おけるスペースであれば、収益だけいえば、コインパーキングや月極駐車場にしたほ

   うが良いでしょう。

  • 条件は、傾斜がないこと・電源があること・近くに飲食店がないこと

   前述の通り、出店場所の基準はだいぶ緩んでいます。キッチンカーのマッチングサー 

   ビス側も売上の10%~15%の成果報酬を得るビジネスモデルなので、特に固定費は発

   生しないため、まず、出店してみて、売上をみて継続を決める、というスタンスで

   す。(もちろんそうでないサービス、例えばオフィス街以外NGというスタンスのと

   ころもあります)

   

   前提として「傾斜がない」(傾斜があると料理がこぼれたりして危ない)「電源があ

   ったほうが望ましい」(なくても大丈夫ですが)「近くに飲食店がない」という点を

   満たせば、前向きに出店を検討してくれるケースが多いです。

   

 まとめると、下記のようなスペースがあれば、一考の余地はありそうです。

10㎡以上のスペースがあり、24H365Dではなく、柔軟に活用したい
周辺に飲食店が少なく、近所に一定数住民や、オフィスで働いている人がいる
傾斜がなく、電源確保可能(家庭用100V電源でOK)

 いかがでしょうか?もし、下記の条件に当てはまるならば、ぜひ地域の住民にも喜ばれる、キッチンカーの誘致を検討してみてはいかがでしょうか。



  

    



 




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